【レシピ】基本のフルーツタルト〜タルト台を綺麗に焼くコツ〜
こんにちは。
先日友人のお誕生日祝いでフルーツタルトを焼きました。
嬉しいことに「こんな美味しいタルトは食べたことない!」と大絶賛頂いたのですが、
自分でも納得のいくタルトが焼けるようになったのはようやく最近のこと。何度も失敗を繰り返してきました(笑)
うまくいかなかった点は以下の通り・・・
タルト生地作りのよくある失敗
- タルト生地を作るときにバターが溶けすぎてしまった
- タルト生地が焼き縮む
- アーモンドクリームが分離してしまった
このような失敗なく、綺麗に焼きあがったタルト台はとっても美味しそうですよね。
お菓子作りは材料をしっかりと事前に計量し、レシピの工程を端折らずに忠実に作っていけば上手に作ることができます。
お菓子作り初心者さんにも分かりやすいよう、注意すべきポイントを細かく書きました。
少し長文になってしまいましたが、3分もあれば読めると思います。
是非一つ一つの工程を丁寧に進めてみてください!
基本のフルーツタルト
■材料 直径18cmのタルト台 1台分
<タルト生地>
・無塩バター…70g
・粉糖…50g
・卵黄…1個
・塩…ひとつまみ
(A)薄力粉…110g
(A)アーモンドプードル…15g
<アーモンドクリーム>
・無塩バター…60g
・グラニュー糖…60g
・卵(M)…1個
・ラム酒…大さじ1
(B)薄力粉…20g
(B)アーモンドプードル…60g
<デコレーション>
・いちご(小粒)…1P
・ブルーベリー…1/2P
・カットフルーツ(グレープフルーツ、ぶどうなど)…1P
・粉ゼラチン…5g(大さじ1の水でふやかしておく)
・グラニュー糖…10g
・水…50ml
■手順〜タルト生地を作る〜
(下準備)
*バターは使う30-60分前に室温におき、柔らかくする。力を入れなくてもすっと指が入るぐらいの硬さが目安です。冬場は特に大きな塊のままだとなかなか柔らかくならないので、計量後1cmぐらいの角切りにしておくと良いです。レンジで柔らかくすることもできますが、溶けすぎてしまうなど調整が難しいため早めに冷蔵庫から出しておくことをお薦めします。
*(A)は合わせてふるっておく。
*型に薄く油脂(バターもしくはサラダ油)を塗っておく。
1.ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでゴムベラで練る。
→ダマができないように、まずはゴムベラを使ってなめらかにします。
2.粉糖と塩を加えて、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。卵黄を加えてなめらかになるまで混ぜる。
→全ての材料を一気に入れずに、それぞれの材料を入れたらしっかり混ぜてから次の材料を加えることでムラができないようにします。
3.(A)の半量をふるい入れて、粉が見えなくなるまでゴムベラで混ぜる。残りの(A)をふるい入れて粉が見えなくなるまで混ぜ、ひとまとまりにします。
→半量ずつ加えることで生地と粉が混ざりやすくします。
4.生地を丸めて3cmぐらいの厚みにしてラップで包み、冷蔵庫で一晩寝かせる。
→一晩おく時間がない場合は最低1時間は休ませたいところ。しっかりと休ませることで、生地に含まれる水分と油分が馴染んで落ち着きます。生地を平らにしておくことで、次の工程で生地を伸ばしやすくします。
5.まな板と生地に強力粉(分量外)をふり、麺棒で5mmほどの厚さ、タルト型よりひとまわり大きい円形に伸ばす。
→夏場は特に生地が柔らかくなりやすいので、作業は手早く行います。生地が柔らかくなったら冷蔵庫でいったん冷やしてから再開すると生地がダレません。
6.型に生地を敷き込み、かどやフチを指で抑えぴったりと型に沿わせる。型の上に綿棒を転がし、はみ出た生地を落とす。
7.生地から型のフチから上に少しはみ出るように、生地を押さえて伸ばす。冷蔵庫で30分以上寝かせる。
→型に敷き込んだ後にも冷蔵庫で冷やすことで、オーブンで焼き上がる前に生地が温まってダレるのを防ぎます。焼く際にどうしても少し焼き縮んでしまうので、型よりも2-3mm高めに生地を伸ばしておくことで型の高さ通りにタルト台を焼き上げることができます。
■手順〜アーモンドクリームを作る〜
(下準備)
*バターは使う30-60分前に室温におき、柔らかくする。力を入れなくてもすっと指が入るぐらいの硬さが目安です。
*卵は常温に戻す。
*(B)は合わせてふるっておく。
8.ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでゴムベラで十分に練る。
→ダマができないように、まずはゴムベラを使ってなめらかにします。
9.グラニュー糖を2回に分けて加え、ハンドミキサーで泡立てる。
→空気を含ませてふわっと白っぽくなるまで泡立てます。
10.卵を溶きほぐし、9に少しずつ加えて混ぜる。ラム酒を加えてさらに混ぜる。
→油分であるバターと水分を含む卵やラム酒は、一気に混ぜると分離します。乳化作用を利用して、少しずつ加えてその都度混ぜることが大事です。特に卵は温度が低いと分離しやすくなるので注意しましょう。
11.(B)をふるい入れてなめらかになるまで混ぜる。
12.7の生地の中に11を詰め、170℃に予熱したオーブンで45分ほど焼く。
型に入れたまま、ケーキクーラーの上で冷ます。
■手順〜デコレーションwする〜
13.フルーツは食べやすい大きさにカットする。
14.鍋に水と砂糖を入れて沸騰させる。火を止め、鍋にふやかしたゼラチンを入れてよく混ぜる。
15.粗熱が取れたら、ハケなどでフルーツに塗る。
完成した後は、2-3時間しっかり冷やしてからカットすると綺麗に切れますし、美味しい状態で食べることができます。
工程や注意すべき点が多く大変に思うかもしれませんが、コツさえ覚えれば意外と簡単に作れますのでぜひ誕生日のお祝いやホームパーティでのおもてなしにぜひ作ってみてくださいね。